オーガニックシャンプーは泡立ちが悪いと聞きました。泡立ちがなくても本当に汚れは落ちるのでしょうか? 髪の手触りが悪くなったりしませんか?
こういった疑問についてお答えしていきます。
オーガニックシャンプーの泡立ちが悪い原因と対処法
オーガニックシャンプーは自然由来の成分で構成されていて、頭皮にアトピーやアレルギーがある方でも比較的安全に使用することができます。
とはいえ、メリットの裏にはシャンプーの泡立ちが悪い、つまり使用感はあまり良くないというデメリットがあります。
- オーガニックシャンプーの泡立ちが悪くなる原因
- 泡立ちが悪い時の対処法
- 美容師的アドバイス
目次
オーガニックの泡立ちが悪くなる原因


きし
まずは、オーガニックシャンプーの泡立ちが悪い原因についてお話していきます。
そもそも、シャンプーの目的からおさらいしていきます。

廣瀬
シャンプーとは、頭皮の汚れを洗浄し清潔にするという目的があります。
しかし、清潔にするという一方で、シャンプー剤によっては髪や頭皮には、大きな負担になってしまうというデメリットもあります。
そんな中、
頭皮も敏感だけど、清潔にしたい!!
そんな悩みを持つ方にピッタリの贅沢のシャンプーがオーガニックシャンプーなのです。
なぜ泡立ちが悪いのかというと、泡のもととなる界面活性剤の種類や数、オーガニック成分構成になると、泡立ちにくい、泡切れしやすい、など起きます。
髪に良いものが含まれているほど泡立ちが悪い

きし
シャンプーには髪に良い成分が多いほど泡立ちが悪くなりやすい傾向にあります。
もっと具体的に言うと、シャンプーの構成は水(精製水)+洗浄成分(界面活性剤など)+補修&保湿成分(オイル、エキスなど)+防腐剤の4つのカテゴリで形成されています。
それぞれの成分では、自然由来と人工成分の2つに分けられて、そのバランスによってはオーガニックやボタニカルといったキャッチフレーズを使うことになります。
何が言いたいかというと、オーガニックシャンプーやボタニカルシャンプーの定義は結構曖昧なものが多いということ。
その中でも泡立ちが属性しているのは、洗浄成分になります。
- ◯◯界面活性剤
- 脂肪酸カリウム
- ヤシ油脂肪酸アルカノールアミド
- 脂肪酸ジエタノールアミド
- ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド
これらの成分が泡立ちに関係してきますが、これらが多くなれば当然ながら髪への使用感は悪くなってしまいます。
オーガニックシャンプーのほとんどはパラベンフリーだが…

きし
パラベンとは、シャンプー剤自体の品質を高めるものであって、決して悪い成分ではないです。
というか、むしろ必須の成分なのです。
「パラベンパラベンって言ってるけど、シャンプーにパラベンが入ってなかったらどうなるの?」って知らない方のために説明すると、シャンプー剤にパラベン(防腐剤)が入っていないと、消費期限が下がります。
一度、封を開けたシャンプーには空気が入り込み、シャンプー剤は酸化していきます。
すると、シャンプーの鮮度は下がり、それこそシャンプーの品質が下がります。
詳しくは記事にしているので参考にしてください。
泡立ちが悪い時の対処法


きし
一緒に泡立ちが悪い時の対処法についてもお話していきます。
泡立ちが悪いからといって悪いシャンプー剤ではないので、シャンプーの方法を見直すことで改善に近づきます。

廣瀬
泡立ちが悪いとシャンプー剤が悪いというイメージを持つ方が多いですが、それは大きな勘違いです。
上記でもお話した通り泡立ちが悪いものではシャンプーの品質が良いものもあるので、実際に使い続けてみないと分からないです。
そもそも泡立っていなくても汚れは取れる
これはよくある勘違いですが、シャンプーで泡立っていなくても汚れがとれています。
しかし、シャンプー剤とは別に泡立ちを悪くする要因があります。
こういったケースの場合は泡立ちが悪くなることもあります
- ワックスのつけすぎ
- 汗を大量にかく
- ほこりや汚れが付着しやすい
- 一日中働きづめ
こういう場合はできるだけシャンプーの方法を改善して、清潔な状態を目指すようにしましょう。
シャンプー前にはよく濡らす

きし
最初にはしっかりとお湯で髪をすすいであげましょう。
髪のすすぎはシャンプーの土台になり、しっかりとすすぐことにより泡立ちはよくなります。
シャンプーをする時のシャンプーの泡立ちの良さというのは、「シャンプーの量+ 水分の量+空気との摩擦」によって変わります。
- 髪はシャワーのお湯ですすぎましょう
- 髪よりも頭皮をかくようにしましょう
- 時間的には2〜3分程度
- 上を向いてシャワーを上➔下に流すようにして全体によくすすぐようにしましょう。
お湯のすすぎは丁寧にしてあげましょう。
予洗いを含めた二度洗いをすると効果的

きし
シャンプーする前には、予洗いが大切になります。
予洗いとは、シャンプーする時の半分以下程度の量でいいので、軽く優しく洗ってあげる。頭皮の皮脂や、髪についたほこりなどをキレイにしてあげることのことを言います。
- 半プッシュほど軽めのシャンプー
- 手のひらで泡立てる
- 髪は指を通す程度
- 頭皮はもみ洗い
洗顔で、例えるところのクレンジング効果のあるものだと考えると良いです。
洗髪をする前に事前に余分なものを取り除くために、30秒ほどの軽めのシャンプーをしましょう。
シャンプーは泡立ててから

きし
上記にもあるように、シャンプーの泡立てはとても大切になります。
泡立てがしっかりしていれば、シャンプー中の髪の指通りがよくなり、髪への負担が軽減されます。
- シャンプー剤は手のひらで泡だててから髪につける
- 一気に出しすぎない
多くの人は、シャンプーをするときには、何も考えずに洗髪をしてしまいますが、髪というのはとても繊細でデリケートです。
たとえば、髪に直接シャンプーをつけてしまうことによって、泡立てをする摩擦によって髪には負担になってしまいます。
シャンプーの泡立てをするときには、手の上にシャンプーが溢れない程度(100円玉量程度)を、手の上で円を描くようにして優しく、しっかりと泡立をしてから髪につけるようにしましょう。
あとがき


きし
オーガニックシャンプーでよくある悩みについてまとめてみました。
よく勘違いされていることですが、泡立ちが悪い=悪いシャンプーではないということです。

廣瀬
- オーガニックシャンプーは泡立ちにくいが悪いシャンプーではない
- 成分構成のバランスによって違う
- シャンプーの方法でケアする
泡立ちが悪いと、それだけでもシャンプーを変えようと考える方も多いですが、実はそれだけで判断するのはもったいないと考えています。
- 髪への使用感はどうか
- 頭皮のつっぱり感(乾燥しすぎ)はないか
- 地肌のにおいなど
さまざまな要素を加味してから判断するべきです。
こんな感じで以上です。
参考になれば幸いです。
次の記事はこちら
続きはこちら 【厳選!】実際に効果のあるおすすめ「オーガニックシャンプーTOP4」